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2017年7月号 273号 : 特集・特別インタビュー

[PEファンドのトップに投資戦略を聞く④]世界最大規模のPEファンドが対日投資を倍増させる理由 有料記事です

 赤池 敦史(シーヴィーシー・アジア・パシフィック・ジャパン 代表取締役社長 パートナー)

赤池 敦史(あかいけ・あつし)

2兆円の7号ファンドがクローズ

-- シーヴィーシー・アジア・パシフィックジャパン(CVCジャパン)は、世界最大規模のPEファンドである英国のCVC Capital Partners(CVC)の日本法人として2003年に設立されました。そのCVCが約2兆円の新たなファンドを最終クローズしましたね。

「CVCは、1981年にイギリスで創業され、93年にシティグループよりMBOで独立し、現在23カ国に25拠点を有する、世界最大規模の資金力とネットワークを有する投資会社です。日本オフィスではおっしゃるように03年に拠点開設されました。CVCが現在運営するファンドは2つありまして、1つが欧米企業を対象としたグローバルファンド、もう1つが約4000億円のアジアファンド(Asia Pacific IV Fund)です。グローバルファンドは7号ファンドを5月末に約2兆円規模で最終クローズしました。また、アジアファンドについては現在約40%が投資済みとなっていますので、近い将来5号ファンドを設立する可能性がございます」

-- ファンドを2つに分けているのはどのような狙いがあるのですか。

「グローバルファンドの場合は、1件当たり最低でもエクイティで300~500億円という投資規模で、ほとんどが企業価値1000億円を超える投資を対象としています。その点、アジアの場合は1件当たり投資金額がそれほど大きくありませんし、機動的な運用を行うということも考えて約4000億円という規模にしています」

-- 日本企業への投資は、このアジアファンドから行われているわけですね。

「基本的にはそういうことになります。ただ、グローバルファンドも約20%は欧米以外のどこの国の投資案件にも使えるという立てつけになっていますから、例えばグローバル7号ファンドの場合は、約2兆円のうちの20%、4000億円はアジアの案件でも使えます」

不可逆的な日本の構造変化を捉えて

-- アジアファンドの主要な投資実績としてはどの国が多いですか。

「アジアファンドの投資の約半分が実は日本ではなく東南アジアです。東南アジアは客観的に申し上げて・・・

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人(インタビュー) , 対日投資 , 投資ファンド , M&Aプレイヤー , 池田耕造

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