M&A専門誌マール

2011年6月号 200号 : 潜望鏡

東京電力とコーポレート・ガバナンス 有料記事です

編集委員 川端 久雄

模範的なモデルに近い体制と布陣

前月号で、原発のリスクが株式会社の事業としては大きすぎないかという疑問に触れました。今月号でたまたま「会社法見直しとコーポレート・ガバナンス」をテーマに特集を組んだこともあり、今回はその観点から考えてみます。

コーポレート・ガバナンスとは、経営者に効率的で健全な経営をさせる仕組みです。効率的に運営しないと、富を生み出さないし、健全に運営しないと、不祥事が発生し、会社は永続しないし、時には社会に害悪をもたらします。この両立が難しいのです。最近は米国の影響もあって、効率性に比重が置かれる傾向にありました。今回の原発災害を見るにつけ、改めて健全性の重要性に思いを致します。

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