M&A専門誌マール

2016年9月号 263号 : 書評

今月の一冊 『海外企業買収 失敗の本質 戦略的アプローチ』 有料記事です

 松本 茂 著/東洋経済新報社/2600円(本体)
 [評者]大杉 謙一(中央大学法科大学院 教授)

今月の一冊 『決定版 これがガバナンス経営だ!』経営共創基盤 冨山和彦、澤 陽男 著/東洋経済新報社/1800円(本体)1.本書の概要

  日本企業による海外企業の買収には失敗例が多い。本書は、その標題どおり、海外M&Aの失敗の原因を統計的に明らかにしようとするものである。もっとも、本書は日本企業叩きを主眼とするものではなく、むしろ良いM&Aを啓蒙し、推進する内容となっている。本書は2015年のM&Aフォーラム賞(正賞)を受賞しているが、受賞にふさわしい内容である。

  買収から10年以上を経た大型案件(100億円以上)116件のうち、買収企業がすでに破たんしたものが7件あり、その他の109件のうち44件は買収事業からすでに撤退・売却している。この51件の「失敗案件」に投入された金額は2兆8000億円にのぼる、と著者は言う。なお、買収事業の売却時に売却益を計上している案件は「失敗でも成功でもない」と分類されている。

  失敗案件を除く65件のうち、買収時から4年目以降の最高益更新率が50%以上である。すなわち2年に1回以上のペースで最高益を更新している買収は、わずか9件である。これが著者の定義する「成功」事例である。

  それでは、失敗事例と成功事例を分けた要因は何であろうか。

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