M&A専門誌マール

2016年8月号 262号 : 書評

今月の一冊 『決定版 これがガバナンス経営だ!』 有料記事です

 経営共創基盤 冨山 和彦、澤 陽男 著/東洋経済新報社/1800円(本体)
 [評者] 渡部 恒弘(CVC Asia Pacific Japan 会長)

今月の一冊 『決定版 これがガバナンス経営だ!』経営共創基盤 冨山和彦、澤 陽男 著/東洋経済新報社/1800円(本体)  私は30年間勤務した長銀が破綻した後、今日まで外資系金融機関で働いている。最初は欧州系の投資銀行UBSで7年働き、次に米系投資銀行のMorgan Stanleyで3年お世話になった。現在は欧州に本社を置くCVCというグローバルな投資会社で6年間会長を務めている。この欧米の外資系金融機関で勤務した13年間に実に多くの上場企業の会長、社長やCFOとお話しする機会を得た。お会いすると彼らは世間話から始まって、業界の動向、自社の置かれている状況、将来の戦略など滔々と述べられた。

  お聞きしている限りは、その会社の目指す事業戦略等に誤りがあるとは思えなかった。但し、その経営者達が、言っている通りに会社を経営できればとの前提条件がつく話だと思った。ご案内の通り、最近は日本を代表するような企業の不祥事が続いている。しかもそのスキャンダラスな不祥事の主役はそれら企業の会長、社長などトップの人間である。最近は東芝、三菱自動車、東洋ゴム等、ちょっと古くは10年前に起きたカネボウの巨額粉飾事件が有名だ。何故かような一流企業と呼ばれる有名企業が絶対にご法度の粉飾決算などをいとも簡単にやってしまうのであろうか。彼らはもしその粉飾決算が世の中に明らかになった時は、その従業員や家族を、さらには取引先まで路頭に迷わせてしまうという事を考えなかったのであろうか。これらの企業経営者には厳しい断罪が下されて当然であると言わざるを得ない。

  少し企業のコーポレート・ガバナンスを深堀したい気持ちになって書店に立ち寄った。私自身もある上場企業の社外取締役をやっており、当該上場企業では社長を含めコーポレート・ガバナンスについては絶えず活発な議論をしている。

  書店でコーポレート・ガバナンスを扱っている本は数多あるが、パラパラと本をめくっている私の目に入ったのは経営共創基盤の代表取締役をしている冨山和彦氏の「これがガバナンス経営だ!」という本であった。

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