M&A専門誌マール

2017年12月号 278号 : 編集部から

次号予告と編集後記(2017年12月号)

次号予告

2018年1月号
特集:「グローバル経営体制の構築とM&A」

2017年12月15日発売予定

※内容は変更されることがあります。タイトルは仮題です。

編集後記


■4~5年前、そのファンド担当者は60代後半のオーナー社長を紹介されたとのこと。子供さんたちが違う仕事に就いていたため、その社長も事業承継、M&Aについて検討はしていましたが、まだ元気だったため、具体的な動きにはならなかったとのことです。ファンド担当者は、年に何回か訪問し、信頼関係を構築していったそうです。
その社長が急逝し、事業承継問題が一気に噴出しました。工場もあり、雇用を守るため、まずは現場を知悉している取締役が社長に就任し、取引先との関係を安定させ、株式は奥様と子供さんたちに相続されました。そのファンド担当者は、奥様や子供さんたちと面識がなかったため、まずは社長との生前のやり取りを丁寧に説明し、面談を重ねていき株式の譲受に至ったとのことです。そこにはその会社のメインバンクである地方銀行の介添えと、ファンド担当者の地道な努力がありました。信頼と継続の大切さを改めて認識させられました。(風)

■埼玉県行田市の足袋メーカーを舞台にしたドラマが放送されています。この会社は100年も続く老舗ですが、取引先の百貨店売場縮小などの影響もあり、売り上げは減少、資金調達にも苦労しています。そんな中、取引銀行の担当者から100年も続いている会社には強みがあるはずで、その強みを生かした新規事業の検討を提案され、ランニングシューズへの参入を決定、奮闘していく、そんなストーリーです。他社にはない強みをきちんと認識し、その強みを生かした商品やサービスを提供し続ける企業、または、他社との協業などにより、付加価値のある新商品や新サービスを提供し、新たな市場を切り開くことができる企業が、生き残っていけるのかもしれません。
今後のドラマ展開を楽しみにしつつ、改めて自社の強みについて考えてみようと思います。(礼)

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